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アイデアを企画にする!「良い企画」をつくる5つのポイント
2022年05月01日
今やさまざまなビジネスシーンで「企画」を求められます。
思いついたままのアイデアをそのまま会議で提出していませんか?うまくまとめられず悩んでいませんか?
そもそも「アイデアと企画の違いが分からない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、アイデアと企画の違いから、良い企画をつくる方法お伝えします。
「会議で企画書を出さなければいけないのに、アイデアがうまくまとめられない。」
「良い企画ってどんなものなのかわからない・・・。」
「会議でアイデアを出してもダメだしばかり・・・。」
こんなお悩みがある方の課題解決のヒントになる記事です。
「アイデア」と「企画」の違い
「アイデアないかな?」「何か企画出してよ」
このように指示いただくことがあるとよく伺います。
もしかしたら「アイデア」と「企画」の違いを認識していないかもしれません。
ですが、実は『アイデア』と『企画』には大きな違いがあります。
アイデア
引用元:デジタル大辞泉
1 思いつき。新奇な工夫。着想。「アイデアが浮かぶ」
2 イデア。観念。理念。
企画
引用元:デジタル大辞泉
ある事を行うために計画をたてること。また、その計画。くわだて。
上記の通り、“企画”には「計画性」が含まれています。
「アイデア」は企画の種のようなものであり、たくさんのアイデアの中から実現に向けて方法・道筋を描き、計画を練られたものが「企画」なのです。
では、アイデアを企画にしていくにはどのような考え方をすれば良いのでしょうか。
ポイント1:そのアイデアが根本の問題・課題を解決できるか?
アイデアや企画が必要なシーンを思い浮かべてみてください。
何かしらの意図や目的があって、あなたの考えを求められているはずです。
・自社の『製品A』が思ったように売れていない。もっと売れるようにするためのアイデア・企画が欲しい。
・なかなか良い人材を採用できていない。もっと良い人材を採用するためのアイデアが欲しい。
このように、解決したい課題や、達成したい目標が根幹にあるはずです。
アイデアを発想の際もその課題や目的に沿ったものを検討していくことが重要ですが、
今あるアイデアが課題解決や目的達成につながるかをイメージし、アイデアを検証していきます。
ポイント2:目標・ゴールを数値で設定する
解決したい課題を把握できたら、具体的なゴールを設定してみましょう。
その際に、できるだけ数値化することがおすすめです。
・期限:(年月日、時間、○ヶ月など)
・金額:(予算、設定価格、売上など)
・個数:(目標の販売個数、製造個数など)
・人数:(ユーザー数、購入者数など)
何をどれだけ達成したら「成功」と言えるのか、を明確にすることで計画が立てやすくなります。
数字なら誰が見てもわかりやすい表現なので、その点でも「数値化」はおすすめです。
この「数値」は、「この企画を実施したらどんなメリットがあるか」を端的に示すものでもあります。
メリットに魅力がないと企画は通らないので、ぜひ魅力的なメリットにしてみましょう。
ポイント3:現状とゴールのギャップを把握する
いくら魅力的なゴールを設定したとしても、具体策があやふやな企画だと失敗してしまいます。
課題を解決するためのゴールを設定すると、浮き彫りになるのが「ギャップ」です。
「ギャップ」を埋めるための計画や戦略が「企画」の要です。
そこで重要なのが「情報収集」です。
できるだけ正確にたくさんの情報を把握できると良いでしょう。
企業、業界、製品・サービス、競合、流通、政治・経済、法律、世界情勢、ユーザーニーズ、流行など様々な情報が世の中にはあります。
情報収集では、予め仮説を自分なりに立てておくと、情報が集めやすくなります。
反対に何も仮説がない状態で情報収集を始めると、闇雲に情報を見ていくだけになり、時間も労力も余計にかかってしまいます。「何を知りたいか」を明確にして情報を集めましょう。
情報が集まれば、現状とゴールのギャップがどれだけあるかが見えてきます。
ゴールに到達するまでに解決しなければいけない問題がどれだけあって、どうすれば解決できるのか。
ここがアイデアの魅せ所です!
一つひとつリストアップして、どのような手順でどんな方法(=アイデア)で取り組んでいくかを俯瞰で把握していくようにしてみましょう。
ポイント4:計画をつくる
「いつまでに」「誰が」「何をするのか」を具体化することです。
アイデアと企画の大きな違いはここにあります。課題解決できそうなアイデアが出て、優先順位が整理できたとしても、「時間がかかりすぎる」「実行できるメンバーがいない」となると企画は成立しません。
アイデアが現実的に実行されるために、下記のポイントで整理してみるとわかりやすいです。
- 課題・企画の背景
- 具体的な改善アイデア(実施内容と見込める効果)
- 実行スケジュール
- 実行するのにかかるコスト(予算、社内工数)
ポイント5:企画書へ見える化する
企画を立てたら、それを「伝える相手に合わせて」企画書を作成しましょう。
何ページもある大掛かりなものでなく、3枚の企画書をおすすめしています。
ポイント4でお伝えした企画の流れを書面でまとめましょう。
手書きでもパワーポイントなどのプレゼンテーション資料でもどちらでも構いませんが、一番重要なのは「相手に伝わるかどうか」です。
課題解決に対するアイデアが明確で、実現可能なものであれば実施する必要性は伝わるはずです。
きれいな資料であればなお良いですが、優先順位は伝わる資料であるかどうか、ですので、ソフトを使うことで分かりにくくなるくらいであれば手書きでも構わないと思っています。
企画書を作成する上でも、「何のために」つくっているのかを忘れないようにしたいですね。
まとめ
今回は『良い企画をつくるためのポイント5つ』をお伝えしました。
アイデアを出すのも難しいですが、アイデアを実現させる『企画』として成立させることは難しそうに感じるかもしれません。
アイディーエイでも、数をこなすことで企画をつくる脳が鍛えられ、クオリティも上がっていっています。
ぜひ、たくさん企画を考えて、たくさん企画書を書いてみてください。
そもそもの「アイデア」出しに困っている方は下記の記事も参考にしてみてくださいね。
『プロのデザイナーが実践するアイデア発想法』
岡山本社 アカウントプランナー。 中小企業をメインに業界を問わずデザインやブランディングを提供している。 昨今ではSNSの運用やWeb解析などデジタル戦略で企業のブランドをサポートしている。