自社の理念と価値を魅せる「企業ロゴマーク」のポイント
生産者の想いを見える化する、農園事業ブランディング
山崎農園 事業ブランディング
庄地区無農薬研究会 山﨑農園 様 [IDA岡山]
株式会社マンタ 様 [IDA岡山]
岡山県新見市に本社を構える株式会社マンタ様。学校や保育園・幼稚園などで活用される、保護者と先生をつなぐ連絡網サービス「さくら連絡網」。サービスのリニューアルに合わせてサービス名を変更することとなり、3CやSTPの観点から分析を行い、ユーザーへ届ける価値や魅力を整理しました。ユーザーとのコミュニケーションの場であるWebサイトを戦略の中心に据え、ブランド構築からコミュニケーション施策まで実施し、リブランディング後にはお問い合わせ数が400%を超えるなど効果を実感できるサービスへと進化しました。
元々運営されていたWebスクールiネットという学校・地方自治体向けの連絡網サービスをリニューアルされるというタイミングで「サービスのブランド構築」と「Webサイトを通した販売戦略」のご相談をいただきました。
以前のサービス提供を通して蓄積されたユーザーの声を反映し、サービスのリニューアルに際して「有事の際に必ず届く」仕組みを構築されていました。
その差別化ポイントをいかにブランド価値としてユーザーに届けていくかがこのプロジェクトのミッションでした。
強みを抽出するために、まずは企業が持つ強みや魅力や今後の事業展開をヒアリングし、ブランドが目指すビジョンを固めていきました。競合企業でも無料の連絡網サービスが増えている中、マンタ様が提供する有料サービスを使ってもらう必要性や、今後の成長戦略、先生の声を聞く姿勢をお聞きしました。
目指すビジョンと現在地にどれだけギャップがあるのか、他社とどう差別化を図っていくかを検討するために、3C・STPの観点から分析を実施しました。
競合分析で約30社に問い合わせ・資料請求を行い、営業戦略・ツールを比較したところ、ブランド構築・ビジュアル戦略に注力している競合ブランドが少ないという側面が見えてきました。
また、市場を見ると提供サービスが均一化していること、価格での勝負は難しいことがわかりました。
ユーザーのセグメントを明確にしているサービスが多かったので、マンタ様のサービスもより具体的なユーザー設計を行い、シンプルで分かりやすいブランド戦略が求められるという見解に至りました。
学校用、保育園用、企業用などさまざまな連絡網サービスがある中、どのようにセグメントを分けていくかを検討していきました。そこで、「私立の中高一貫校」で「システム担当」の先生をペルソナとして設計し、カスタマージャーニーやインサイトを整理し、コンセプトを検討しました。
ブランドコンセプトと合わせて、ブランドイメージの方向性を模索しました。
元々「さくら連絡網」とリニューアル後のサービス名は決まっていたので、「桜」がもつ温かみは残しつつ、機能の信頼性を感じさせる落ち着き感や、洗練されたイメージを付加させていく方向で合意し、デザインの制作に入りました。
ブランド価値を一言で表した「タグライン」には一番の価値である「有事の際にも必ず伝わる連絡網」を分かりやすく表現。イメージはコンセプトの合わせて設計した「親しみ」がありながら、「スマートで信頼性を感じてもらえる」ブランドイメージを構築しました。
また、イラストのトーンも設定し、各所で伝わりやすくシンプルに活用できるように制作しました。
ブランドの根幹イメージを制作したのち、ツール制作を行いました。メインの受け皿をWebサイトとし、お問い合わせがあったユーザーにはパンフレットをお送りしてフォローをする動線を設計しました。
カスタマージャーニーに合わせてとにかく使いやすさ、理解してもらいやすさを重視して制作しました。
サイトに掲載するコンテンツでは、「リニューアルする前からある機能」、「リニューアルして変わる機能」、「これから追加予定の機能」と時系列での情報整理と優先順位をマンタ様とすり合わせながらどのページでどこまで表現していくかを模索しました。
また、ブランド構築時にもポイントとして上がった、「ユーザーセグメントごとに伝えたい内容」もそれぞれコンテンツを分け、ページを制作することでユーザーにとって一番必要な情報をすぐに見ていただけるようになりました。
公開後も定期的にお打ち合わせを行い、解析レポートと改善提案を実施しました。効果に一番つながりやすい箇所から優先順位をつけ微修正を行うことで改善サイクルをしっかり構築し、結果に結びつけることができています。
Summary
公開後には過去最高のお問い合わせ件数を更新し続け、Webサイトからお仕事の獲得へ繋がるブランド構築ができました。 最終的にWebサイトで発信することを常に想定したブランド戦略を検討したため、効果が最大化したと感じています。 これからもさらなるサービス向上や事業拡大へのサポートをしていきます。
Project Member
デザインディレクター | Satomi Kurokawa (岡山) |
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デザイナー | Sayaka Watase(岡山) |
デザインコンサルタント | Yuki Goto (福岡) |
アカウントプランナー | Shun Matsuda (福岡) |
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