株式会社共和 様 [IDA大阪]
2023年に創立100周年を迎えられた、大阪府大阪市に本社を構える株式会社共和様。輪ゴムの「オーバンド」や医療現場で傷の保護などに使用される防水フィルムなど、生活の中で欠かせないゴム製品や粘着テープを製造・販売されています。 永年培われていた粘着テープや粘着シートの製造技術を活かし、フィルムの薄さ0.007mmのUV・刺激から素肌を守る極薄UVブロックフィルムを開発され、2018年に「filmor」をローンチしました。そして2024年に、ブランド目標の見直しと製品改良＝ブランドの進化のためのリブランディングを図りました。
プロジェクトの最初の取り組みとして、プロジェクトメンバーにアンケート形式で、ブランドの現状を3Cの観点から伺い、生まれ変わるfilmorの夢やビジョンを見定めました。 再ローンチから5年後に「UV・刺激から素肌を守るフィルムといえばfilmor！としてユーザー、バイヤーが選ばざるを得ないオンリーワンブランドに」というゴールを掲げ、ゴールを目指すために自ブランド／競合／ユーザー分析をおこない、リブランディングするブランドの考え方（ブランド価値）の軸と、その価値をデザインで表現するビジュアルイメージの軸を設定し、ブランドステートメントを確立しました。 「本質的に肌を想いやり、ストレスフリーなケアを実現する美容フィルムブランド」であり続けるために、ユーザーの購買動向をカスタマージャーニーマップに描き、ブランドとの体験設計を実施し、またプロジェクトと並行して製品改良を進めていただき、再ローンチの準備を進めました。
①医療現場視点で製品を製造販売し続けている信頼とワンランク上の品質
②本質的に肌を想いやる新発想の商品設計
③ユーザーに寄り添う親切で快適な情報発信と使い心地
この3つをブランドのこだわり（独自の強み・魅力）として明確にしました。
肌悩みの解決や、将来の美肌対策に向けて前向きにケアをし、ずっと美しくありたい女性にとって、いつも支えになれるお守りのような存在になることを約束し、ブランドタグラインを「未来の素肌、フィルムで守る」としました。
キービジュアルは、凛とした目線が印象的な表情をセンターに、さまざまな場面でも自分らしくいられることを伝えます。モデルの撮影・スタイリングも一貫して行いました。 ロゴデザインは従来の大文字から、小文字に変更し 「f」が印象的でやさしくしなやかなデザインに。 パッケージデザインは、フィルモアの技術力が叶える理想の未来を、オーロラカラーに光り輝くイメージで表現。フィルムの薄くしなやかな透明感を伝えるパッケージでありがら、訴求内容は切り取られる上部にわかりやすくデザインしました。そのまま持ち運びができるジップ付きの形状で、シンプルながらもピンク・水色の鮮やかなグラデーションが気分をあげてくれるデザインです。 Webデザインではまだまだ市場に馴染みのないUVブロックフィルムをわかりやすく伝える構成に。他社品との差や使い方のポイントなど細部までこだわり作成しました。使い方動画では親切にユーザーに寄り添います。
Summary
共和様の新しい挑戦でもあったfilmorブランドの立ち上げから関わらせていただき、「ブランドの進化をアイディーエイと一緒に果たしたい」というご依頼をいただき、リブランディングを実施しました。 ニッチな商材ではありますが、共和様の技術と想いが詰まったこのfilmorが、より多くのユーザーに認知されてブランド共感いただきたい、そして永く愛されるブランドになるために、今後もサポートしていきます。
Project Member
| デザインディレクター | Yukie Omori(大阪) / Kansuke Yukawa (福岡) |
|---|---|
| デザイナー | Kansuke Yukawa(福岡) / Satomi Kurokawa(岡山) / Yugo Nishimoto(大阪) |
| デザインコンサルタント | Akihito Fujiwara(大阪) |
| アカウントプランナー | Miki Matsuki(大阪) / Saki Kanegawa (福岡) |
Branding Project
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