ICEmin(アイスミン)セールスブランディング
株式会社ロマンス小杉 様 [IDA大阪]
Sales Branding
一方通行の売り込みではなく、ユーザーとの関係を築く大切な「接点」と捉えた体験づくりが、ブランド価値を高め持続的成長につながります。
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1.セールスブランディングとは
セールスブランディングとは、ユーザーの「買いたい気持ち」を持続的に生み出すブランディング手法の1つです。
店舗やイベント、オンラインショップなどのユーザー接点で、いかにブランドの魅力が伝わり「買いたくなる」コミュニケーションや心地よい体験の演出ができるかが、共感を生み出します。
セールスは一般的に「ユーザーに購入の意思決定を促す」ことだと言われますが、短期的な「販売」の目線だけではなく、ブランディングと掛け合わせ「好き・応援したくなる」ような関係をユーザーと築くことを目指します。
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2.セールスブランディングの目的
セールスブランディングには主に以下のような目的があります。
2-1. セールスブランディングで重要なこと
もの・ことがあふれる現代で、過度な「売り込み」は、ユーザーに嫌われる可能性があります。
売上は「提供した商品やサービスに価値を感じていただいた信頼の証」であり、企業の経営や事業継続において重要ですが、あくまで顧客との良好な関係の上に成り立つものです。
商品やサービスがどんな想いから生まれたのか、どんな価値や便益をもたらすのかに共感してもらうことで、ユーザーの「買いたい気持ち」を引き出し、良好な関係へと発展します。納得して購入した体験は、結果的にリピート購入にも繋がりやすい傾向があります。
2-2.セールスブランディングの効果
ブランディングの視点を取り入れた事業デザインでは以下のような効果が期待できます。
セールスブランディングの効果を最大化するためには、ユーザーとの接点だけでなく、顧客の成功(カスタマーサクセス)を中心に考えた社員の意識・組織の仕組みが大切です。顧客との良好な関係をサポートするCRMの導入や、営業の効率化により生まれた時間を品質向上に使うことで、長く応援し続けてもらえるブランドができます。
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3.基本的なセールスブランディングの流れ
まず初めに「セールスブランディングの目的」を整理します。
商品やサービスを取り巻く市場や競合の環境を整理しながら、マーケティング戦略の全体像をプロジェクトメンバーと共有し、施策を実施した後に「ブランドがどのような状態になっていれば成功なのか」を決めておきます。
数値的な目標は「認知度の向上」「購入・契約率の向上」「解約率の引き下げ」「客単価の引き上げ」「リピート率の向上」など様々ですが、特に効果を期待したいことを共有することで、コミュニケーションの作り方も変わります。
他社比較
自社製品について
具体的なユーザー像を共有し、どのような接点でブランド体験を促すか、オンラインとオフラインの施策が継ぎ目なくつながるように戦略をつくります。常にユーザー視点に立って考えながら、商品・サービスの「開発」「予告・予約」「発売開始前後」「成長期」などのタイミングに合わせた媒体の活用とコミュニケーションを検討します。
ユーザー像の整理
スケジュール
記憶残るブランドになるために、商品やサービスの一貫したイメージづくりを行います。コミュニケーションの方向性(訴求する内容の優先順位付け、ユーザーの記憶に残るキーワード選定、コンセプト設計など)と、具体的なコンテンツ案(機能にまつわる実験結果の発信や、ライフスタイルに合わせたイメージ訴求など)を検討します。
方向性の検討
ブランドイメージ
ユーザーとの全ての接点で「心地よいブランド体験」ができるようにメディア特性に合わせてコミュニケーションツールをデザインします。1つ1つの接点でユーザーの「買いたい気持ち」に繋がるデザインを目指します。
店頭ディスプレイデザイン
催事のディスプレイデザイン
並行して効果の計測・改善ができるよう運用方法についても話し合っておきます。スムーズな運用のために、プロジェクトメンバー以外の関連する部署・メンバーにも共有しておきます。
まずは事前の準備、当日のスムーズな実施に集中してスタートを切ります。
施策の実施期間には、お客様の声やアンケート、Webサイトへのアクセス、購買データなど、貴重なデータの宝庫です。なるべく多くのデータを取りながら、すぐに改善できることは期間中に改善を行うとともに、後の効果検証・次の施策に繋げられるようにします。
ユーザーとのコミュニケーションが生まれる現場は、最も新しいアイデアが生まれやすい環境であることも知っておきたいところです。
店頭ディスプレイデザイン
店頭ディスプレイデザイン
コミュニケーション施策実行後の効果測定を実施します。セールスブランディングのゴールと照らし合わせながら必要に応じて素早く改善を図ります。素早く検証・改善を繰り返すことで、ユーザーの「買いたい気持ち」を生み続け、ファンになる方が増えていきます。
改善案の検討
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